Nozaki’s Dachshund / ウィンディヴェイル・野崎ダックスフンド

子犬を迎えたら

  • 必ず一週間位はケージに入れたままで観察しましょう。その間に自分のケージ、ベッドとトイレを覚えます。はじめの内は一人にされた時には鳴きますがそこで折れてはいけません。用を足した事を確認したら、短時間ケージの外に出しても良いですが、基本的にケージに入れて置いて下さい。最初の1週間が大切です。未だ家の外には出さないように。
     
  • 常に新鮮で清潔な水を飲めるようにしてやりましょう。
     
  • 食餌は、極端に身体のリズムが変化しないように決まった時間に与えましょう。与える量は、最初は今までよりやや少な目にして、様子を見ながら徐々に増やしていきます。人間の食べ物は犬の命にかかわる場合があります。決められたフード以外は絶対に与えない。コレが肝心です。

     

  • 夏の暑い時期、冬の寒い時期は室温管理にご注意下さい。

     

  • 第一日目から数日間は、子犬が新しい環境とご家族に慣れるための大切な日々です。可愛くてダッコしたいでしょうし、一緒に遊んであげたいという気持ちもわかります。でも慣れるまではしばらく我慢して下さい。数日間は静かに行動し、大きな物音で子犬がビックリしたり怯えたりしないようにしてあげましょう。

     

  • 子犬に接する時は必ず目を合わせて名前を呼び、アイコンタクトの練習をしましょう。
     
  • トイレの時は、「トイレ」とか「おシッコ」等常に声を掛ける事で排泄を促すとトレーニングしやすくなります。観察が進むにつれて、徐々に排泄のタイミングもわかってきます。トイレの場所で出来るように仕向けて、上手く出来たら皆で沢山褒めてあげましょう。またその反対に、トイレシート以外で粗相した時は厳しく叱りましょう。アメとムチのメリハリをはっきりつける事が肝心です。躾に体罰は厳禁です。出来たら褒める事を優先しましょう。シート以外で粗相をしたら、素早くふき取り除菌消臭剤で匂いを消して下さい。

     

  • コマンドはご家族の中で同じ言葉を使うようにしてください。たとえば「No」「いけない」「だめ」のようにバラバラにするとしっかりと伝わらなくなってしまいます。

     

  • 階段、滑りやすい床、高い所からのジャンプ等は、胴の長いダックスには腰を痛める原因となりかねません。ドッグゲート等を使用してそちらに行かないようにしてやりましょう。

     

  • 第一日目から十日間位の間に、食欲がない、元気がない、食べても体重が増えない、下痢気味等の症状があれば、直ぐに獣医師の診察を受けて下さい。

     

  • 大事に至らない為にも、毎日子犬をよく観察しましょう。異常を見逃がさず、頻繁に連絡を取りあいましょう。

     

  • 新しいおウチに来て初めての夜は、一人になった不安感から、夜鳴きする子がいるようです。でも、そこで負けてはいけません。あまりに悲しそうな声に、思わずケージから出してしまい、一緒にお布団で寝てしまう方もいるようです。それは、一番やってはいけないことの一つです。これから、十数年のお付き合いが始まろうとしている矢先に、鳴けば何とかなるという事をまず初めに教えている様なものです。これはこれからの躾の妨げになります。何度も言うようですが、最初の一週間から十日間が大事な時です。日常生活における基本的な事さえ覚えてしまえば、ダックスフンドは頭が良いので、あとはとっても楽になりますし、面白さが倍増します。夜鳴きも長くて三日くらいと覚悟していただき、くれぐれも最初から心が折れませんように。

     

  • 朝の食事が終わりトイレが上手に出来たら、ご褒美としてケージの外に出して、少し探検させてあげましょう。先ずは自分のケージが置いてあるお部屋からの探検です。ご家族の皆様は大きな声を出したりせずやさしく見守り、危険な物を齧ったりしないように注意してあげて下さい。特に電気のコードは要注意です。

     

  • 子犬は、一日の殆どを寝て過ごします。寝ている時は無理に起こさず、ゆっくりさせて下さい。「寝る子は育つ」です。元気に遊んでいても、時間が来たらケージで静かにさせるようにしましょう。

     

  • だんだん慣れてきたら「おウチ流」一日の時間割を決めると良いと思います。朝起きる時間と夜寝る時間、朝昼晩の食事の時間を決めてしまえば、後はその都度、遊び時間、お散歩タイム、お昼寝時間、夕寝時間等を当てはめていけば良いでしょう。規則正しい生活が、躾に成功し、健康に育つ秘訣です。

     

  • ケージ内で好きなおもちゃ等で遊んでいる時は、何も声を掛けず見守りましょう。そして黙ってお部屋から出てみてください。起きている時にさりげなく一人になる練習をさせて見ましょう。「一人でお留守番」の第一歩です。

     

  • 一週間程して家に慣れたら、初めての外出を兼ねて混合ワクチン接種や健康診断のために獣医師の診察を受けましょう。この時、バリケンネルに入れて出かけます。健康管理は獣医師の指示に従うことが望ましいですが、過剰な検診を受けさせる必要もありません。人間同様セカンドオピニオンを求められる獣医師や専門家を見つけておくことは必要なことでしょう。

     

  • おウチやご家族にも慣れて新しい生活のリズムが出来上がってくると、だんだん活動的になり、個性を発揮してきます。本来ダックスフンドは活発で、明るい性格の子が多いものです。家族に対してしつこくじゃれたり、あま噛みをしてくることがあるかもしれません。あま噛みといえども、人に対して歯を当てることはイケナイことです。この頃から簡単な服従行動として「良いこと、イケナイこと」の区別をはっきり教えましょう。ご家族の方も単に甘やかすのではなく、愛情を持って「ノー」と言えるように心がけて下さい。本当に可愛がるという事は甘やかす事ではありません。

     

  • グルーミングを行うことも従属性を高める良い方法です。ロングヘアーであれば、コーミングをして、耳の毛など特に毛玉になり易いところに気を付けて下さい。スムースヘアーは獣毛ブラシで丁寧にブラッシングして下さい。最初は嫌がっても毎日続けることが大切です。

     

  • 本格的な外出のタイミングは混合ワクチン接種2本目終了後です。それも日中に抱っこして外気に慣らしてから徐々に。

     

  • 規則正しい生活をさせ毎日のけじめを心掛ければ、ご家族だけではなく周囲の人々からも愛される可愛い子となり、一生のパートナーとして幸せに過ごせる事でしょう。
 
~ 楽しいダックス・ライフを送られますように~
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